中野区議会令和7年第1回定例会にて「中野区議会 立憲・国民・ネット・無所属議員団」を代表して、河合りな議員が第13号議案「中野区立第七中学校校舎改築に伴う代替校舎への通学時バス運賃の補助を求める陳情」についての賛成討論を行いました。
賛成討論の原稿は以下の通りです。
賛成討論
第13号陳情「中野区立第七中学校校舎改築に伴う代替校舎への通学時バス運賃の補助を求める陳情」について、立憲・国民・ネット・無所属議員団の立場から賛成討論を行います。
本陳情の趣旨は、中野区立第七中学校校舎改築時の代替校舎となる旧上高田小学校へ通学する期間、子ども達の健康面、安全面を考慮してバス運賃の補助を求めるものです。
校舎建て替えも、その間の代替校舎への通学も、区の事情であり、そのために遠くの学校まで通学することを余儀なくされる生徒に対し、その健康面・安全面への配慮は必要なものであり、保護者のご心配は理解するところです。
我が会派のひやま隆議員の本定例会における総括質疑において、区は、建て替え期間の代替校舎であること・通学区域を超えて通学すること・通学距離が遠いという、3点を考慮して、特例として本郷小学校のスクールバス運行を判断していますが、第七中学校の保護者要望に対しては、中学生の徒歩速度は大人と同じ時速4kmとし、体力面からも、学区の一番遠い2kmほどの通学距離でも歩ける範囲と判断し、バス運賃の補助は検討しないと答弁しています。
しかしながら、第七中学校においては、建て替え期間の代替校舎であること・通学区域を超えて通学することの、つまり通学距離の判断以外の2点については、本郷小学校とは同じ状況にあります。
また、子ども文教委員会で確認したところ、現在新校舎建設中の明和中学校では、同校と同程度の距離を通う一部地域においては新校舎への移転までの期間、北中野中学校への指定校変更を認める特例がありました。第七中学校においては、近隣には距離の近い学校がないため、指定校変更の特例を設置することはできず、旧上高田小学校の代替校舎に通学するより他選択肢がありません。
以上により、会派としては、通学が長距離になる子どもたちには一定の配慮が必要と考え、バス通学を希望する生徒に対しては運賃の補助の実施を求めます。
実施に当たっては、補助対象は定期利用のみとするのか。対象生徒の居住地は限定するのか。補助を行う場合の補助率はどうするかについてなど、運用についての詳細は、生徒の安全を担保し、在校生徒間の公平性に問題ないように、保護者・生徒と話し合いを重ねた上で、教育委員会及び学校がしっかりと判断していかれるように要望します。
また、通学に関する区内全体の検討課題として、自費で公共交通機関を利用できるかどうかが各校校長先生の判断になっていたり、午後に教員研修がある場合など、多くの学校で部活動のために一旦帰宅したのち再登校するように指導されているといったことが挙げられます。
そもそも論として、これまでも区内では長い距離を歩いて通学している児童・生徒がいる現状を指摘してきたことをふまえ、教育委員会には距離を考慮した安全な通学についての考え方を持つようにあらためて求め、賛成討論といたします。
引き続き、皆さんの声もお寄せください。







