視察・勉強会

「秋田市の学力向上に係る取組について」「岩手県紫波町オガール」「盛岡市中央公園ビバテラス」「木伏緑地」を視察しました(2022/8/16~8/18)

2022年8月16日~8月18日、「秋田市の学力向上に係る取組について」「岩手県紫波町オガール」「盛岡市中央公園ビバテラス」「木伏緑地」を視察してまいりました。

現地の写真をぜひご覧ください。

(1)秋田市の学力向上に係る取組について(8月16日)

・全国学力・学習状況調査によると、秋田の子どもたちの学力は全国トップクラスとなっています。

・豊かな心を重視しつつ、「わかった できた もっと学びたい」と言う思いにつながる授業、さらに互いに意見を出し合い相手の意見も自分の意見も大事にするという「自立と共生」を育む授業を大事にしています。さらに全校での工夫された家庭学習の充実が特色です。

・市独自の基礎学力調査の作成、教員の独自研修、指導主事による学校訪問が定期的に行われているなど、教育委員会の学校へのサポートも充実しており、学びの取り組みへの歴史の厚みを感じました。

・秋田の教育委員会に弁護士の方が入っていることにも驚きました。スクールロイヤーを導入する自治体もある中、教育委員に弁護士とは、大変に参考になりました。

(2)岩手県紫波町「オガール」(8月17日)

JR紫波中央駅前の町有地を活用して、公民連携手法を用いながら財政負担を最小限に抑え、公共施設整備と民間施設等立地による経済開発を進めています。

・「オガール紫波株式会社」が官と民が連携するためのエージェントの役割を担っており、 図書館、広場、公園、役場庁舎、建売、保育園、店舗、宿泊施設などがつくられ、持続的に発展する街を形成しています。

「民間の資金や能力を導入して、地域の課題解決や活性化を推進する」というのがオガールプロジェクトの特徴で、パブリックマインド持った民間や市民の関わりが育っている街となっており、行政と民間との連携が成功している例となっています。

参考:オガール公式サイト

(3)BeBA TERRACE(ビバテラス)岩手県盛岡市中央公園(8月18日)

・公募設置管理制度(Park-PFI)を活用し、盛岡市中央公園の一部の企画運営、維持管理を民間団体である「BeBA TERRACE運営協議会」が行っています。

・現在は園内に保育園、飲食店、園芸・生産者直売所が設置されており、今後、図書館とフリースクール、子どもたちの学習の場として南部鉄器の工場や美容院などが続々とオープンしていく予定で、地域の需要を踏まえた企画の実現により新たな居場所やにぎわいを創出している様子がわかりました。

参考:ビバテラス公式サイト

(4)岩手県盛岡市・木伏(きっぷし)緑地(8月18日)

・木伏(きっぷし)緑地にも立ち寄り、同様にPark-PFIを活用して民間と行政とで、公衆トイレ、芝生広場、飲食店が整備されたエリアを管理運用する場所を見学。枠にとらわれない事業は発想力であることを学ぶことができました。

参考:もりおか木伏緑地の利用について木伏公式サイト

中野区での各種施策に対しても大変参考となる、充実した視察となりました。